大阪市で蛍光灯(水銀使用ランプ)は、拠点回収と訪問回収
大阪市では、蛍光灯(水銀使用ランプ)は、区役所などの公共施設や一部のスーパーマーケット等に設置している乾電池・蛍光灯管の回収ボックスでの拠点回収と、環境事業センターへの申込みによる訪問回収があります。
乾電池・蛍光灯管の回収ボックスを設置しているスーパーマーケット等には、「使用済乾電池・蛍光灯管回収協力店」「使用済乾電池回収協力店」「家庭から排出される蛍光灯管回収協力店」のステッカーを貼っています
拠点回収(回収ボックス・受付回収場所へ持ち込み)
回収ボックス及び環境事業センター等の窓口で受付回収しています。
回収ボックスに投入される場合は、破損防止のため、紙箱や紙筒に入れるか新聞紙等で包んでお持ちください。
粗大ごみ収集に該当する大きさ(最大の辺又は径が30センチメートルを超えるもの、棒状で1メートルを超えるもの)の蛍光灯管は訪問回収になります。割れている蛍光灯管も、訪問回収で回収になります。
環境事業センターへ申込みによる訪問回収
お住いの地域を担当する環境事業センターへ電話で申し込みが必要です。
受付時間・回収日は、環境事業センターの開庁時間内です。
回収日を調整しますので、電話でお申し込みください。
申し込みの際に、氏名、住所、電話番号(連絡先)、回収する蛍光灯管の種類と数量をお知らせください。回収日に不在の場合は、その旨をお伝えください。
東北環境事業センター(北区・都島区・淀川区・東淀川区)
城北環境事業センター(旭区・城東区・鶴見区)
西北環境事業センター(福島区・此花区・西淀川区)
中部環境事業センター(天王寺区・東住吉区)
中部環境事業センター出張所(中央区・浪速区)
西部環境事業センター(西区・港区・大正区)
東部環境事業センター(東成区・生野区)
西南環境事業センター(住之江区・住吉区)
南部環境事業センター(阿倍野区・西成区)
東南環境事業センター(平野区)
大阪市で白熱電球・LED電球は、「普通ごみ」の日
白熱電球・グロー球・LEDは、水銀が封入されていないため、「普通ごみ」に出してください。
電球型蛍光灯は、蛍光灯と同じです。
家庭向け蛍光灯(水銀使用ランプ)の種類と見分け方
一般家庭で使用されている水銀使用ランプには次のようなものがあります。
環形蛍光ランプ・角形蛍光ランプ
環又は角状の蛍光ランプで、品番の最初のアルファベット1文字が“F”で始まります。
例:FCL30EX-N/28、FHC27ED
リビング、ダイニング、洗面所、寝室、勉強部屋等、広くメイン照明として使用されます。
直管蛍光ランプ
直管形状の蛍光ランプで、品番の最初のアルファベット1文字が“F”で始まります。
例:FL20SS・EX-L/18、FHF16EX-L 台所、電気スタンド、ダイニング等に使用されます。
電球形蛍光ランプ
電球形状の蛍光ランプで、品番の最初のアルファベット2文字が“EF”で始まります。
例:EFA15EL/11 階段、廊下、浴室、トイレ、リビング等、白熱電球の代わりに広く使用されています。
コンパクト形蛍光ランプ
小形の蛍光ランプで、品番の最初のアルファベット1文字が“F”で始まります。
例:FDL27EX-L、FHT24EX-L 玄関、階段、電気スタンド等に使われることがあります。
HIDランプ
HIDランプは、品番の最初のアルファベット1文字が“B”、“N”、“M”、“H”で始まります。
例:HF400X、MT150FE-W 庭園等で使用されることがあります。
但し、下記のようなランプには水銀を含みません。
直管LEDランプ
直管形状のLEDランプで、品番の最初の(アルファベット2文字が“LD”で始まるもの、“LED”の表示があるもの、管がプラスチック樹脂のものがあります。
例:LDL20S・N/11/12 直管蛍光ランプの代替LEDランプ
電球形LEDランプ
電球形状のLEDランプで、品番の最初の(アルファベット2文字が“LD”で始まります。
例:LDA12L-G 白熱電球や電球形蛍光ランプの代替LEDランプ
白熱電球
電球形状で、品番の最初のアルファベット1文字又は2文字が“L”、“LW”、“G”、“NL”、“R”、“KR”などで始まります。
例:L100V54W、LW100V54W 従来から家庭用として広く使用されています。
蛍光灯の2027年問題(製造・輸出入の禁止が2027年末と決定)
蛍光ランプ(蛍光灯)について製造・輸出入の禁止が2027年末と決定
「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」で、全ての一般照明用蛍光ランプについて、製造と輸出入の禁止が2027年末と決定しました。
「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」の結果
2023 年10 月30 日~11 月3日、スイス・ジュネーブにて「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」が開催され、蛍光ランプの製造と輸出入がその種類に応じ2026年末又は2027年末までに禁止することが合意されました。
蛍光灯の製造・輸出入禁止後はLED照明へ
国内主要メーカーが、蛍光灯器具の生産を続々と終了しており、現在は蛍光灯のみを生産している状況です。現在生産しているメーカーは、東芝ライテック・パナソニック・ホタルクスの3社のみです。
政府は、温室効果ガス排出の抑制、地球温暖化対策として、2030年までにすべての照明のLED化を目標に掲げています。
蛍光灯や白熱電球は、フィラメントが断線することにより、点灯しなくなります。一方、LED電球はLEDチップが光源となっているので、断線して点灯しなくなることは、ほぼありません。しかし、LEDチップが経年劣化することにより、寿命が近づくと、「暗くなっていく」「点滅する」といった症状が発生します。
LEDの寿命は40,000時間(1日8時間利用した場合で、10年以上)
パナソニックによると、LEDの寿命は40,000時間とされています。1日8時間利用した場合10年以上使える計算になります。日本照明器具工業会では、LED照明は30,000時間を過ぎると劣化が始まることから、10年を目安での交換を推奨しています。
LEDは、省エネ・虫が寄り付かない
白熱電球は、フィラメントは発熱させる事で光を出しています。そのため、供給される内の多くの電力が熱になってしまい、明るくするために多くの消費電力が必要になります。一方、LED電球は、半導体が電気エネルギーを直接光に変換していますので、供給される電力のほとんどを光として放出しています。そのため、少ない消費電力で明るく照らすことができ、省エネ効果が高いのです。
また、LED照明は、紫外線・赤外線の放出が、白熱電球などと比べてほとんどありません。そのため、紫外線に寄ってくる蚊や、ハエなどが来なくなります。